「夫が起業する」場合、一番反対するのは奥さんだそうです。
当たり前ですよね。
安定した収入がなくなり、路頭に迷うかもしれない。
病気でもしたらどうしよう。
子どもの教育も老後も心配。
など。
起業するときに奥さんの同意が得られないことを「嫁ブロック」と言うそうです。
では、私の場合。
前から独立したいという希望は聞いていたものの、本気ではないだろうと思っていました。
それが、少し前から休日に元会社の先輩と遊びに行くことが増え、ついに「今年度いっぱいで辞めることにした」との報告が。
確か、2020年12月はじめだったと思います。
次女が生まれ、新生児の子育て真っ最中だった私。
「何言ってるんだこの人」という感じで適当にあしらっていたら、どうやら本気の様子です。
その後、じっくり話し合って、、、という過程を経ないで私の中で勝手に消化して、起業を許すことになりました。
その理由を振り返ってみたいと思います。
夫の起業を許した理由
将来に対する漠然とした不安
現在の勤め先は、日本人なら誰もが知っていると思われる、巨大企業のグループ会社です。
安定しているし、給与もそこそこもらえているし、定年まで勤め上げる人が大多数の会社です。
ただ、最近いろいろと異変が起きています。
ホワイト企業なのでコンプライアンスを過剰に意識して無駄な業務が増え続けたり、しわ寄せで多忙になり退職者が激増したり、部課長陣も大変そうだったり、、、。
この会社で定年まで務めるのは、ちょっとしんどいかな、、、とうっすら思っていました。
役職定年もあり55歳くらいで会社を辞めたくなっても、それまでどっぷりサラリーマンだったら起業も転職も難しいと思います。
なので、早くはないかもしれませんが、軌道修正が効く30代のうちに起業を経験しとくべきかなと思っていました。
ただ、「私が起業」と思っていたので、、、先を越されてしまいました。
理由①:もともと起業に前向きだった
共働きのメリットを活用
続いての理由は、私も働いていることです。
私はフルタイムのワーキングマザーで、ワーママ歴5年です。
この会社ならワーママを続けられると思っています。
今は育休中なので2人の子どもを抱えてのワーママが務まるのかは少し不安ですが、融通がきく会社なので、なんとかなると思います。
そして、同じ会社には、専業主婦の奥さんと子どもを養っている男性が何人もいるので、贅沢しなければ私の収入だけでも家族4人は暮らしていけると思います。
なので、夫が借金せずに少額でも稼げるなら、路頭に迷うことはないかと思います。
理由②:収入のアテがある
起業直後も仕事がある
仕事がありそう、と聞くまでは、私の中では反対意見が勝っていました。
でも、元会社の先輩の手伝いで、当面の仕事はあるようです。(この社会情勢なので、ちょっと不安ですが。)
設計監理の仕事で、うまくいけば実績が作れるし楽しそうなプロジェクトなので、やる価値はあると思っています。
途中で頓挫しないことを祈ります、、、。
理由③:仕事のアテがある
働く様子を観察済み
一回目の緊急事態宣言のとき、勤め先は在宅勤務推奨になりました。
夫婦同じ会社なので、ふたり揃ってリビングで仕事の状態に。
結婚前も同じ部署だったのでなんとなく知っていましたが、近くで仕事ぶりを見ていると、的確というか、しっかりしているというか、任せておけばどうにかしてくれるという安心感がありました。
ちゃんとできる人なんだな、と密かに思っていたのも後押ししていると思います。
先輩後輩・社内外・公私問わず、人間関係が良好なのも高ポイントです。
理由④:本人の仕事ぶりが好印象
起業するメイン業務に対する実績がある
夫は、建築設計一本で新卒から今まで働いてきました。
手がけた新築プロジェクトも多数です。
会社での仕事なのでこれから作るホームページとかの実績のページには載せられないと思いますが、ジャンルも規模も幅広く実績があります。
そして、当面の業務は建築設計の予定です。
今までやってきた仕事をリセットさせずに起業するので、経験を活かせると思います。
他の業務も手がけていきたいようなので今後はどうなるか不明ですが、実績のある業務から始めるので不安は少ないです。
もともと起業したかった私は、最初は建築設計だったものの、途中で畑違いの技術職になったり、営業に異動したり、ふわふわした業務経歴です。
なので、よくよく考えると起業するのは私より夫の方が向いているのでは、と思いました。
理由⑤:設計監理業務の実績がある
あとがき
以上、5つの理由でした。
なんだか夫を褒めちぎった投稿になってしまった気もしますが、、、期待を裏切らないようにがんばってもらいたいです。
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